初詣と打ち上げ
1月5日午前、卒論を提出しました。
午後に研究室で打ち上げ的なものがあるという話だったのですが時間があったので初詣に行くことにしました。
というわけで大学からそこそこ近いということもあり、乃木神社に行きました。
乃木神社といえば、オタクの聖地的な場所として有名(?)ですが、まだきちんと参拝したことがなかったので初詣のついでに行ってみることにしました。
乃木神社にはオタクがたくさんいました。マスコミもたくさんいました。毎年恒例の乃木坂46の成人式が行われるとのこと。
正直、成人式のことは知っていたのですが、ちょうどその日に重なるとは思いませんでした。
時間もあったので、30分ほど待っているとメンバーが現れました。タダでアイドルの晴れ着を見るのはなんだか申し訳なくなりました。
メンバーがいったん裏に消えると、フォトセッションが始まるまでの間、オタクとマスコミの大移動が起こりました。流されるがまま移動すると、フォトセッションをかなりいい場所で見ることができました。
目の前にいたオタクは、「4時間待った甲斐があった」と言ってました。やり方によっては、3時間半を埋めることができるのだと思いました。というか4時間はさすがに引きました。引いたというよりはこんなに寒いのに熱量がすごすぎます。
こんなに運の良い初詣もなかなかないだろうと思い、大学に戻りました。
研究室で打ち上げ的なものをしたのですが、お酒を結構飲んでしまい、ずっと笑っていたことしか覚えていません。
教授にSかMだったら自分はSだと言われたことは覚えています。確かにその日は、研究室のソファに座り酒を飲み、自分から発言するわけでもなく他人の話を聞きながらずっと笑っていました。
今思い返すとめちゃめちゃ性格が悪い絵面です。自分から盛り上げるわけでもなく、笑ってるだけなのはヤバイ奴感がありました。
もう22になるのですが、ザ・笑い上戸になったのはその日が初めてでした。深層心理がいかれてきたのかもしれません。
きちんと覚えてるのは、一番最後に友人に今オススメのミュージシャンがいるか聞いたところ、「フレンズ」と返ってきたことです。僕もフレンズのことが最近気になっていたのでそれがかなり嬉しかったです。
現実で「ひろせひろせ」(フレンズの作曲担当)という言葉が出てきてテンションが上がってしまいました。ひろせひろせの曲は絶対くると思います。というかジャニーズに提供してたりするので、もうキテます。
フレンズ売れてほしいです。
勝手にふるえてろ
話題になっている「勝手にふるえてろ」をようやく見ることができた。
キラキラした恋愛が苦手な人間なのでとても性に合った内容だった。
というか松岡茉優さんは自分だった。自分がいつの間にか松岡茉優になっていた。松岡茉優に感情移入できる最高の映画。
自意識過剰、大勢の飲み会での挙動不審な行動、SNSをやらない理由、興味ない人と接するときの怪訝そうな表情、「ファック」の連呼、人見知りしてる時とそうでない時の声の感じ、共感できる部分は挙げたらキリがない(共感できても実際にするわけではないが)。
後半の家にずっといるシーンなんか引きこもりがちな時期の自分を見てるようだった。
過去の恋愛(?)に捉われているのもそう。過去好きになった人は現在を生きていて、「過去」のその人はもう存在しない。自分も過去好きになった人の幻影を追ってる節はあるような気がする。我ながら書いていて気持ちが悪い。
一番印象に残るのはやはり、「名前」だろう。「名前」はいろんな意味でこの作品にとって重要な部分。人の名前を呼ぶのが苦手だからといって「キミ」とか呼ぶのをやめようと思った。
実際、そこまで話したことのない人に名前を呼ばれると嬉しくなる。
映画は大抵一人で観に行くので、今回も一人で行った。日曜日だったこともあり、周りにはカップルや家族連れもいた。
ただ、この映画は1人で見るのに相応しい映画だと感じた。松岡茉優演じるヨシカはずっと1人、友だちがいないので。
見終わった後、カップルを見ながら、「お前らにはヨシカの気持ちなんて分からんだろうな」などと心の中で呟いた。家族連れに関してはなぜこの映画を選んだのだろうか。子どもが見てもおおよそ理解できない気がする。
自分の心に尖った松岡茉優が宿っていた。
そこから家に帰るわけだが、一人で歩くと松岡茉優ごっこをしてる気分になれて楽しい。ヨシカみたいな表情を思わずしてしまう。途中でカップルを見かけ「いやいや人間関係大変そうですなあ」などと思いながら家に帰った。家に帰っても一人でパソコンやスマホをいじってるだけで松岡茉優の気分になれる。あとはアンモナイトでもあれば完璧である。
独りであることでこの映画は味わい深くなるような気がする。ひとりぼっちが優越感に浸れる映画を作ってくれたことに感謝したい。というか世の中にまだこういう映画を作ってくれる人がいるというのでホッとする。腐りきった人、拗らせまくった人に見てほしい映画。
ただこの映画のメッセージとしては過去の恋愛(理想)との決別、クソみたいな現実と向き合うことだったりするわけで、ひとりぼっちでいることにこんなに満足してはいけないのだろう。
この映画のパンフレットを読んだ限り、この映画はヨシカに共感できる女子向け、みたいな感じだった。そういった意味では、映画を見ている間は完全に女子だった。イチはかっこいいし、ニはホント憎めない感じはするけどそうじゃないんだよなあ、などと心の中の松岡茉優が言っていた。残念ながら心に松岡茉優を宿したところで外見はキモ人間である。
どうせ独りで生きるなら松岡茉優になりたい。
転校
1月2日、ツイッターで3日のエビ中の武道館公演の当日券が出るというツイートを見かけました。14時に販売を行い、人が多かった場合はそれまでに並んだ人で抽選を行うというものでした。
この公演が発表されたときは、まあこの時期は行けないだろう、と思い見送っていたのですが、意外と余裕があったので、当日券チャレンジをしてみることにしました。
そして当日、武道館に行きました。
おそらく当日券の列には200人ぐらいは並んでいたと思うのですが、調整をして全員が入れるようにしてくれるという報告があり、その場では運営の粋な計らいに拍手が起こりました。
席は立ち見でした。武道館の立ち見席といえば、武道館の1番後ろ、しかも1番後ろの席の人(=立ち見の前)と同じ高さで見なければならないのでかなり見えづらい席なのですが、入れるだけラッキーだと思うことにしました。
そもそもなぜこんなに入れないかというと、この公演がぁぃぁぃこと廣田あいかさんの転校公演だったからです。
エビ中の入り口はぁぃぁぃだと言われています。だいたいの人間がぁぃぁぃの歌声を聞き、エビ中に興味を持ちます。
僕も5年半ほど前にアニメのEDでたまたまぁぃぁぃの歌声を聞いたときに気になりエビ中のことを調べたのでした。
大学生になってからは割と離れていたのですが、2017年は松野莉奈さんのことや(松野さんは高校生の頃の推しでした)、エビクラシーが名盤だったこともあり、また追い始めました。
当日券を買った後は時間があったので神保町に行きました。
神保町の「ボンディ」という有名なカレー屋に大学1年の頃から行こう行こうと思いながら未だに行けていなかったので、行ってみたのですが正月休みでした。神保町に行く機会はなかなかないので残念でした。いつか絶対に行こうとここにメモとして残します。
開演時間が近づき、武道館に戻りました。関係者入り口からどうみても一般人ではない女の子たちが入っていきます。誰だか分からないのが残念でした。
そして自分も入場します。
席に向かっていると、なんと元エビ中の鈴木裕乃さん、杏野なつさん、瑞季さんが目の前から歩いてきたのです。思わず女子トイレの前なのに立ち尽くしてしまいました。完全に不審者でした。
女の子の声で「なっちゃん久しぶり〜」という言葉が周りから聞こえてきました。確かに杏野なつさんはエビ中から転校後、活動を特にしていなかったので、その姿を見たのは本当に久しぶりでした。
ただ、「なっちゃん久しぶり〜」はオタクが言うにはあまりにも馴れ馴れしすぎるような気もします。そう考えると、その声の主もアイドル的な人だったのかもしれません。
すごい人たちが周りにいた可能性があります。そこまでアイドルに詳しくないのが悔やまれます。
ライブは楽しかったです。やっぱライブアイドルはすごいです。ライブアイドルとメディアアイドルについて比較したくなりました。
転校するからといって湿っぽい感じでもなく、スッキリとした公演でした。松野さんの件があってから、卒業に対して悲しむということはなくなったような気がします。卒業はまた新たな始まりなので。
エビ中は6人になり、1月4日に6人になって初めての公演がありました。さすがにそれには行きませんでした。
ただ、新曲のMVにその公演の映像があります。
やっぱり人数が少なくなると「中学感」はなくなる気がします。中学生はいないので「学校感」の方が正しいかもしれませんが。
とりあえずまたライブに行ってどんな感情になるかを確かめてこようと思います。
アイドル楽曲大賞2017(メジャー部門)
だいぶ今更感があります。
メジャーに関しては、確かにエビ中とBiSHの2強だと思います。欅坂の楽曲も入っていましたが、メジャーすぎるので言うまでもありません。
BiSHについても超ニワカなので書くことはないです。オーケストラは良い曲だと思っていましたが、Mステに出るまで登りつめるとは思いませんでした。
BiSが過激なパフォーマンスで話題になったときのイメージが強く、その後継(?)グループであるBiSHに関しても食わず嫌いをしていたような気がします。
トップ10に入った曲だと、Maison book girlの曲はラジオで知っていたのですが、まあオシャレだと思います。ただ、どの曲も似たような感じなのでグループとしては発展性が乏しいかもしれないです。
個人的にはエビ中の「エビクラシー」について書きたかったので書こうと思います。
トップ10のうちの3曲がエビ中、アルバムの2位が「エビクラシー」でした。
エビクラシーに関しては本当に他の人にも聞いてもらいたかったので数少ない友人に貸しました。そのレベルで好きです。
2位の感情電車は、まあ聞けば名曲だと分かります。たむらぱんさんは名曲しか作らないので間違いありません。個人的にはBメロの「変わらないもの」をリスペクトしたメロディーが好きです。(「変わらないもの」は松野莉奈さんがソロコンで歌った曲です。)MVの撮影地である箱根にもちゃんと意味があったりするのでその辺も良いです。
3位のなないろは池ちゃん作詞作曲の歌です。同じく池ちゃんが作詞作曲した「ねぇバーディア」もアイドル楽曲大賞を受賞していたりするので納得です。「ねぇバーディア」はEW&F のSeptemberオマージュだったりするので好きです。というか池ちゃんの曲はだいたい好きです。
7人になったエビ中と松野莉奈さんの誕生日、7/16とかけた「なないろ」というタイトルからしてもう名曲です。歌詞も松野莉奈さんへの思いが感じられます。池ちゃん、松野莉奈さん、柏木ひなたさんが共演した番組で作られた「盆栽ガール」に「ひなたでまつの」という歌詞があります。なないろでは「陽のあたる場所で待ってるよ」という歌詞を柏木ひなたさんが歌ってたりします。池ちゃんのこういうところが好きです。
なないろに関してはライブ映像、ライブで見ると泣きそうになります。というか泣いたこともあります。自分がレキシのファンというのもあると思います。
10位の春の嵐の作詞作曲は照井順政さんです。照井順政さんといえば、インディーズ部門に楽曲がランクインしているsora tob sakanaの楽曲も作っています。宝石の国のOPも照井順政さんです。かなりキテる作曲家だと思います。
ランキングに入っていない曲も、在日ファンクの村上基、元ジュディマリのTAKUYA、四星球、Yogee New Wavesの角舘健悟、CMJK、ヒャダインなどが参加していてもうガッチガチです。
5月発売のアルバムなので今更感がありますが、間違いなく2017年の名盤だと思います。
やさしさ
この間テレビでとある女性タレントが、優しい人がタイプだと言っていました。好きなタイプに対する返答に「優しい人」と答えるのは結構メジャーだと思います。
ただ、この答えは世の中に「優しくない人」が多数存在していることを示唆しているので、世の中に絶望してしまいます。「優しい人」が際立ってしまうほど世の中に「優しくない人」がいてほしくないのです。一応の男性目線からすると、同性ならまだ分かりますが、異性にまで優しくない、というのはどうにも理解できません。
幸いなことに、僕の周りには「優しくない人」がいません。なので周りの人たちのことはだいたい好きです。「優しくない人」が存在するであろう、「社会」に出るのがこわくなってきます。
まあ、実際に好きなタイプというものを聞かれたら困ると思います(そんなに聞かれることもないと思いますが)。
個人的には、優しいオンリーで接してくる人は本心ではない気がしてしまい、怖くなってしまいます。自分のような人間にこんなに優しくしても…という感情になることもあります。自己評価が低いからでしょうか。
人間関係にある程度の「優しさ」があるのは前提だと思います。でも相手に気を遣われた状態での表面的な人間関係が長く続いたことがありません。
ある程度気が知れた人に「あたりが強い」「意外と口が悪い」と言われるのはそんな思想が自分の中にあるからかもしれません。
これが良いのか悪いのかは分かりません。多分良くないと思います。友だちが少ないので。
こういうことを言われると、だいたい家に帰った後に反省します。後悔するような発言ほどフラッシュバックしてしまうので精神衛生上よくありません。楽しかった思い出だけを反芻したいものです。
「優しさ」を感じる程度も人それぞれだと思います。僕レベルになってくると、挨拶をしてくれた、ぐらいでも優しさを感じ、感謝の気持ちが湧いてきます。
健全な人間関係を形成している人はもっと「優しさ」のハードルが高いと思います。完全な偏見ですが、美人が言う「優しい人」の「優しい」はかなりのものを求められるのでしょう。
自分のような人間は、知ってる人に会って言葉を交わしてもらえるだけで嬉しいのである意味コスパが良いです。すぐに満足するので案外こうやって生きるのも悪くないのかもしれません。
逃げ恥
逃げ恥の一挙放送、飛ばし飛ばしではありますが、ついつい見てしまいました。
1年経ってから見直してみると、また違った気持ちで見ることができます。
なにより、この1年で出演者のことをより知ったというのが大きい気がします。
星野源さんに関しては言うまでもありません。
ガッキーは「ミックス」という映画の完成記念トークイベントで生で見ることができました。このイベントは平日の夕方から、六本木で開催され、大学から向かったのを覚えています。この日ほど、大学が東京でよかったと思った日はなかったかもしれません。
ガッキーといえば、10年前からドラマで見ている、「テレビの人」です。その人の姿が自分の視界に入っていました。ガッキーが実在することを確認できたのも、去年の大きな出来事のうちの一つです。
真野恵里菜さんのSNSをフォローしてファンになりましたし、石田ゆり子さんのCMはめちゃめちゃかわいいですし、藤井隆さんは星野源さんのラジオに何度も出演したのを聞いたりしました。
そうなった上で、改めて逃げ恥を見てみると「オールスター感」しかありません。
内容も改めて見てみると、非常に優しい世界の話です。なにかしらのマイノリティーが多数出てくるのですが、みんなが受け入れられているような気がします。
自分からの見方だけでなく、相手がどう思うかを考えることの重要性を教えてくれます。何かをした後に、相手のことを考えながら後悔するシーンがたくさんあり、かなり自分と重なる部分があるように感じます。
自尊感情の低い人間にはピッタリのドラマです。自信のある人間の恋愛ドラマを見たところで何の感情移入できないですし。
逃げ恥の内容は、星野源さんの今年の家族の様々なあり方を歌ったFamily Songにもつながっているように感じました。
「恋」からファミリーにつながっているの、素敵ですよね。
紅白
ここ数年、大晦日は紅白を見ています。
バナナマンが副音声を担当しているからです。
かれこれバナナマンのラジオは4年以上毎週聞いています。こんなに長く続いていることも他になかなかありません。
紅白では4時間バナナマンの話を聞くことができます。ラジオリスナーしか分からない内輪ネタを含んでいることもあり、バナナマンファンにとってはたまらないものとなっています。
紅白の視聴率は40%ぐらいだったりするのに対し、バナナマンのラジオの聴取率は0.7%とかです。聴取率は首都圏で測定したもので、ラジオは全国で放送されているわけではないので実際に聞いている人の割合はさらに低くなります。
そんなラジオが紅白の副音声として流れているのです。リスナーは謎に誇れます。
副音声にはゲストとして、三浦大知さん、乃木坂46、星野源さんなどが来ていました。この3組はみなラジオにも実際に来たことがある人たちです。NHK側にそういう人がいるとしか思えません。
ラジオについてはまた後で書くとして、紅白について書きます。
WANIMAはフェスで見たことがあります。実際にライブで見ると印象が変わるタイプです。ただラジオは僕には合わない気がしました。
欅坂46はライブ会場に入ったことがあります。客層はあまりオタクオタクっぽくなかった気がします。実際、ライブ自体は世界観が強く、時間もそこまで長くなかったのであまりオタク向けという感じでもありませんでした。大人にやらされてる感が消えればいいんですけどね。
乃木坂46は今年ライブで見たヒム子との共演を再びテレビで見ることができたので、満足です。内輪っぽかったので一般人にはあまりウケなかったかもしれません。
椎名林檎とトータス松本は今年とある場面で見ることができました。生で見ると圧倒されます。あと椎名林檎がまあ色っぽいという印象を受けたのを覚えています。
Perfumeも今年は何回か見ることができたのですが、ずっとのっち推しなので大体のっちに釘付けになってしまいます。
エレカシはいつしかのフェスで見たことがあります。とにかく熱かったのですが、その日は寝不足だったのであまり付いていくことができなかったのを覚えています。
松たか子さんはレキシのライブで見たことがあります。一緒に出ていた葵わかなさんはアイドル時代から知っていたので紅白に出たのが嬉しかったです。
星野源さんは省略します。
ゆずも何回か見たことがあります。岩沢さんに似てるとよく言われます。
というわけで9/45組ライブを見たことがあるみたいです。大学時代たくさんライブに行ったことを実感しました。