メリハリ

今年「これだ!」と思ったものが他にもありまして、その一つが「フィロソフィーのダンス」です。「フィロソフィーのダンス」の「ダンス・ファウンダー」のMVを今年は何度も見ました。

 

 

MVを見てみると、なんといっても日向ハルさん(赤色)の歌声が際立ちます。 こんな歌声のアイドルを他では見たことがありません。ブラックミュージックを売りにしているフィロソフィーのダンスを象徴しているような気がします。

 

日向ハルさんと対になってメインボーカルを務めているのが奥津マリリさん(青色)です。日向ハルさんのソウルフルな歌声に対して奥津マリリさんの歌声はアーティスティックです。調べてみるとシンガーソングライターをやっているらしいです。さらにグラビアなどもやっているらしく、向かう所敵なしという感じがします。

 

この2人だけでも十分な気がするのですが、さらに残りの2人によって曲の幅が広がります。

佐藤まりあさん(桃色)は正統派アイドルの歌声を持っていると感じました。実際に、他のアイドルグループでも活動しているらしいです。

十束オトハさん(黄色)はオタク系アイドルっぽい歌声です。実際に調べてみるとゲーマーとの情報が出てきました。

この2人のアイドル系ボイスが加わることで、一気に曲にアイドル要素が加わります。

 

アイドルの曲に対するとっつきにくさというのは、メンバーの歌声を判別するのに時間がかかるから、という理由が個人的にはあります。

その点、大人数のグループはだいたいユニゾンなので判別の必要がないのですが、一人一人の声が聞けないというのも残念ではあります。

 

フィロソフィーのダンスは4人が全く違った方向の歌声を持っているため、判別がかなり楽でとっつきやすい気がしました。

 

曲を聞いていると、特に十束オトハさんと日向ハルさんの歌声が同じグループにいるとは思えないぐらい違います。

その違いによって、だんだんと日向ハルさんのサビに向かって歌声が力強くなっていく歌割りにしたり、逆にサビを十束オトハさんが歌うことで全く違う曲のようにする、ある意味ではメインボーカルがサビを歌わない「裏切り」をすることで曲にメリハリがつきます。

 

この曲の1番では、Aメロの途中から日向ハルさん、サビ前に十束オトハさん、サビで日向ハルさんに戻ります。ここでもサビ前に一気にゆるい感じになった後にサビで急にパワフルになる、例えが合っているか分かりませんが、ジェットコースターのようなメリハリのつけようです。

ラスサビのフリを奥津マリリさんと日向ハルさんが歌い、ラスサビの入りを十束オトハさんが歌う部分もすごく好きです。

 

どこが良いと思ったかをきちんと文章として書いてみるのは楽しいですね。この前ラジオでも、フィロソフィーのダンスの名前を聞いたりしたので着実に知名度は上がっている気がします。人気になったら嬉しいです。

まあ僕が見つけられるぐらいなので、もう人気かもしれませんが。